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履歴書は戻ってくるの

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履歴書だってタダじゃない!

履歴書だってタダじゃない!

「先週、先々週に続いて今週末も転職活動だ」

「履歴書を綺麗に書くのは気を使うし、証明写真代もばかにならないなあ」

「選考に通らなかった履歴書、どうせなら戻ってこないかな?」

転職活動を続けていると、必ずと言って良いほど立ちふさがるのがこうした書類と費用の問題です。

多くの人にとって、履歴書というのは日常的に用意するものではありません。いざ転職活動という段になって初めて意外とお金と時間がかかることに気が付くものです。

手描きの場合は綺麗な文字を書くために時間がかかり、印刷で打ち出すとしても志望動機などは毎回考える必要がある。履歴書用紙も購入しなければならない上に、何と言っても証明写真が高くて仕方がない!

数社ほど選考を受けるだけなら小さな負担ですが、数十社も選考を受けることになれば、かなり大きな負担になってしまいます。

特に、証明写真は割高です。きちんとしたところで撮影したり、良いものにするために手をかけて撮影するほど料金が高くなるものなので、できれば返してもらって流用したいですよね。

選考に落ちた会社にいつまでも自分の個人情報が満載の履歴書が保管されているのが何だか良い気分じゃないという人もいるでしょう。気分的な問題と、現実的な問題の両方から履歴書の返送を求める声は多いのです。

ただ、実際問題履歴書が戻ってくるかどうかはまちまちです。そこで今回は、もし履歴書の返送を断られてしまったらどうすれば良いのか? 返送しないと言われた会社にも交渉すべきなのか? 等の疑問を解消します。

会社に履歴書を返送する義務はない

会社に履歴書を返送する義務はない

まず、会社側の事情を知っておきましょう。

良く「履歴書の返送を断られた! 個人情報を流出させたり、業者に横流ししているのでは!?」「個人情報保護違反だ!」と息巻いている人がいますが、会社には応募者の履歴書を返送する義務はありません。

個人情報保護の観点から書類を返してくれる企業がたくさんあるのは確かですが、法的な問題で言えば、履歴書というのはあなたが自分の意思で用意し、自分の情報を書き込んで会社に渡したものです。

渡した時点でそれはすでに会社のものなので、履歴書をどう扱おうと会社の自由なのです。個人情報がみだりに流出したり公開されないよう、配慮する必要があるだけですし、普通の会社は個人情報の横流しなんてことに手は出しません。

ですから、履歴書の返送を求めて断られた時、法律違反ではないのか、と強気で交渉するのはできればやめておいた方が良いでしょう。そもそも法的な根拠や拘束力がない以上、履歴書の返送は会社の好意に基づくものなのです。

とは言っても、やはり何だかしっくり来ない時もありますよね。何故会社は履歴書を返送しないのか。その理由を探りましょう。

企業が履歴書を返送しない理由

企業が履歴書を返送しない理由

求人を出している企業側には、履歴書を返送しない理由や事情といったものが存在します。どうして履歴書を返してくれないのか、それは、履歴書の返送にはいくつものリスクが伴いからなのです。

ご存知の通り、履歴書は個人情報の塊です。書類の返送が人の手で行われる以上、万が一全く別人の履歴書を返送してしまう。社外秘の書類を混入させてしまう、なんてことが起きたら大変です。

返送の方法によっては書類が途中で紛失してしまう可能性もあり、実は「応募してきた人に正確かつ確実に履歴書を返送する」というのは案外大変な行為なのです。

コストの問題もあります。応募して来たのがあなただけならば、履歴書を間違えようもなく、また返送料も少ししかかかりません。ですが、大きな企業の場合、一度の求人に対して何十人、時には100人以上もの応募が殺到することもあります。

一人あたりの返送コストが100円から200円としても、100人いれば100倍です。

また、企業によっては後日選考に落ちた人に求人を紹介できるかもしれないから、再応募を防止したいからという理由で書類の返送を断ることもあります。

手間がかかり、お金もかかる。書類の返送を嫌がるのはこんな理由があるからなのです。

履歴書は返してもらえるのか?

履歴書は返してもらえるのか?

では、返送の義務がなくリスクとコストがかかる履歴書の返送は、現実的ではないのでしょうか? そんなことはありません。

実際、多くの人が選考に落ちた会社から履歴書を返してもらっています。ここまで企業側の事情を紹介しましたが、必ず全員に書類を返送する企業もあるのです。

大体の会社は、特に何も言われない限りは社内で保存しておき、半年等一定期間が経過した段階で履歴書はまとめてシュレッダーに放り込む、という方法を取っています。履歴書の返送を望まれないのであれば、リスクもコストも掛かりません。

ただ、履歴書の返送はしないと応募書類に明記されている会社でも、お願いすれば返送してもらえることが多いです。トラブルを防止するためです。

上の方で説明しましたが、履歴書の返送を求めてくる人の一部には個人情報保護法違反だと言ってくる人もいます。そういった人に法律の説明をし、会社には書類を返送する義務がないことを伝えて説得を行うのは、費用と時間、社員の労力の浪費に他なりません。

それならばいっそ、少しのコストをかけて返送をした方がお互い気持ちよくことが収まる訳です。

とは言え、穏便にお願いすれば大抵の会社は履歴書を返してくれます。

履歴書に執着するより次の応募へ

履歴書に執着するより次の応募へ

履歴書を用意するにはお金がかかります。個人情報保護のために一度手元に戻ってきて欲しい、次回書く履歴書の参考にしたい、写真を使いまわしたい。そう思うのは当然のことです。

履歴書の返送をお願いして、快く応じてもらった場合はそれで良いのですが、もし断られてしまった場合、深く気にせずに次の応募に取り掛かるようにしましょう。

返送の義務がない以上、長々とやり取りをする意味はありません。

一番お金のかかる証明写真の用意に関しては、自分のデジカメで撮影をし、コンビニで綺麗に印刷したものを使う、という手法もあります。

履歴書一枚に執着するよりも、こういった工夫をしてコストを抑える他、次の応募の志望動機を考えるのがおすすめです。