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有給休暇の取得まで流れ

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年次有給休暇を利用しよう!

年次有給休暇を利用しよう!

自分の好きな日に休めるにも関わらず、本来発生しないはずの給与がきちんと支払われる。しっかりと休養を取ることでお金を稼げる。そんな夢のような制度が日本にはあります。年次有給休暇制度です。

雇用されていない人には関係のないシステムですが、会社勤めの場合、正社員はもちろん派遣社員も等しくその効果を受けられるようになっています。

これから先転職を考えている。そろそろ転職先が決まりそうだから退職日をどうしようか考えている、はたまた転職先でも気持ちよく働きたい。

そんなあなたにぜひ知っておいて欲しいのが、有給休暇のあらましと、実際に取得するまでの流れなのです。

有給休暇は、労働基準法の第39条において規定されている使用者の義務の一つです。簡単に言えば、働かせすぎることのないように、給与を保障して体を休めることのできる休暇を与えましょうという制度です。

有給を使用するためには、有給を取得する条件を満たしている必要があります。最低限、会社に雇われてから半年以上経過しており、かつ全労働日の内8割以上出勤している場合、10日分の有給が発生します。

会社が定めた休みの日とは別に、自己都合で2割以上休んでいると有給は使えません。なお、育児休暇や介護休暇など特別な事情がある時に取得できる休暇は、出勤していなくても出勤している扱いになるので有給は使えます。

また、長く働くことで有給の日数は増えます。具体的には、勤め始めてから半年で10日分の有給が発生し、以後1年経つごとに少しずつ増えていきます。勤続6年半以上の人は、年に20日も有給を取得可能です。

退職する前に有給をチェック

退職する前に有給をチェック

日本人は休まない、なんて話を聞いたことはありませんか? シエスタも取らない、バカンスにもいかない、とにかく雨の日も風の日も日本人の多くは毎日働きに出ています。

有給休暇制度は法律で保障されている労働者の権利であり、有給を使わせない、という会社は罰せられてしまう休暇です。しかし、多くの人は、有給を使いきらずに取っているのです。

職場の雰囲気的に取りづらい、なんて事情もある訳ですが、それ以外にも急病や万が一の時のために、有給は残しておくという人は多いです。それで良いという人ももちろんいますが、転職する際には気をつけましょう。

有給を使わずに退職するのは損です。せっかく使える制度があるのですから、退職前にしっかり有給を使いきってから転職した方が、休みも取れて収入も増えて良いこと尽くめです。

転職が決まったら色々とばたばたすると思いますが、有給の消化はスケジュール帳にしっかり書き込んでおきましょう。

もし有給の使用を断られたら

もし有給の使用を断られたら

「有給の申請をしたら、上司に今は無理だ! と断られてしまった」こんなことってありますよね。自分の身には起こったことがなくても、一度くらいは聞いたことがあるはずです。

有給休暇は労働者にとって素晴らしい制度ですが、まだまだ一般的には使いづらいと言われている制度でもあります。何よりも大きな理由が、会社側が有給の取得について嫌がる場合が多いことです。

今は忙しいから休まれると困る、せめて連休はやめてくれ、これから退職するようなやつにどうして有給を認めてやらねばならんのだ! なんて上司が考えている場合もあります。

有給の申請は、基本的に会社側が断ることができません。唯一有給の申請を断れるのは、時季変更権を行使した時のみです。

ただし、時季変更権とは「今は忙しいから、もうちょっと忙しくない時期に有給の取得日を変更してくれないか」と社員に頼めますよという権利であり、あくまでも有給をずらすことができるものに過ぎないので、有給そのものをなかったことにはできません。

退職時に時季変更権を行使された、という場合は心配ありません。時季変更権はあくまで有給を後にずらすもので、退職する場合はもう会社からいなくなってしまう訳ですから、後にずらしようがないのです。

有給が2週間以上残っている人なら、出社してすぐに「有給を使いきってから退職します!」と宣言し、次の日から休んでも法的には問題ありません。

有給取得の流れを抑える

有給取得の流れを抑える

有給の消化事態は、会社が断れない以上どうにでもできる問題です。しかしわざわざ上司の心象を損ねるようなことをする必要もありませんよね。

会社側が強硬に有給の申請を拒否したりすれば話は別ですが、できれば穏やかに有給を使い切りたいところです。

実は、有給休暇の正式な申請方法は法律で決まっていません。あなたが有給を使いたいと会社に伝え、会社が良いと言えばそれで取引は完了します。

ただ、口頭での有給申請は言った言わないの話に繋がりやすいため、実際には会社ごとに有給の申請方法について規定を作っていることが多いです。

有給取得の流れとしては、何はさておき会社の就業規則を確認しましょう。多くの制度について、就業規則に詳しい申請の方法や条件が記載されています。

会社が求める形式で有給の申請を行っていれば、トラブルの芽を未然に摘むことができます。もしどうしても有給の申請が認められない、没交渉になってしまったという場合は、録音データなど有給を不当に断れている証拠を用意して、退職する前に労働基準監督署に駆け込みましょう。

転職先でも有効活用しよう

転職先でも有効活用しよう

有給休暇は、どんな会社であれ必ず発生するものです。実働の日数等によっては取得できる有給の長さは変わりますし、休みすぎると使えなくなりますが、転職先の職場でもお世話になることは間違いありません。

有給が残っているなら、退職時の申請は良い練習だと考えましょう。一度も有給を使ったことがない、なんて人の場合、何となく気がとがめて使える制度を使わないまま溜め込んでしまいがちです。

ただし、退職時には時季変更権の行使ができないので絶対に取得できるものの、転職先では好きな日取りで有給を取得できない場合もあります。

無理のない範囲で適切な申請理由を添付する、忙しくない時期を狙って申請を出す、前もって日付を伝えて上司の許可を貰っておいてから申請するなど、スムーズに有給を取得できるよう工夫しましょう。